◆巨人2-2阪神◆
巨人は3位以下が確定した。8戦続けて2得点以下に終わったが、球団としては27年ぶりのことだという。筋力トレーニングや器具が進歩した現代において、異例の貧打である。
三回から八回までは、投手・菅野の1安打のみ。原監督は試合後、打線についてこう述べた。
「いや、まあまあ」
「それはね、みんな日々新たにやっているわけですからね」
九回は一死一、三塁のサヨナラ機に吉川、松原が空振り三振に倒れた。
手をパンッと叩きながら「何とか、何とか、こうコンタクトしてくれるとねっていうのはあったんですけどね」
「三振、三振っていうね。でしたね」
まるで他人事である。
さらに、27年ぶりの低調ぶりを問われ、「でしょうね。ボク、初めてだもん。まあいいや、それは」。指揮官は当時、現役だった。
文・写真/BBNEWS編集部