巨人ドラ1前代未聞の手術 スカウト部長更迭の余波

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巨人の堀内恒夫元監督も驚いたそうが、前代未聞だろう。青森山田高から入団したドラフト1位の堀田賢慎がトミージョン手術を受けたのだ。巨人がコロナ禍でなくスカウト人事に揺れている。

堀内氏は「まさかドラ1が⁉︎」と題した2日のブログで手術に触れた。
「本当かい?
いや、そんな話が出てるって聞いて
ビックリしたよ。

ドラ1で
このタイミングで手術って
珍しいからね」

堀内氏は耳を疑ったに違いない。かつて中日が故障持ちの大野雄大を単独で1位指名し、10月まで初登板がなかったことはあるが、大卒だし治れば即戦力の評価。昨季ドラフト2位で入団した梅津晃大も同様だ。

よほどの能力があるならともかく、堀田は未知数な高校生だし外れ外れ1位。トミージョン手術を受ければスピードが上がるというのは迷信で、痛めて使えなくなった肘に他所から腱を移植する訳だから、術前の球威を取り戻せないケースは少なくない。スカウトはきちんと調査していたのか。「近々未来、ジャイアンツでエースになってくれる素材」とドラフト時に語っていた原監督もガッカリだ。

この件が引き金になったとされているが、巨人はアマチュア獲得の責任者であるスカウト長谷川国利スカウト部長を更迭、アマチュアでなくプロの現場を見る編成本部長付部長とした。水野雄仁巡回投手コーチ、昨季まで二軍監督だった高田誠ファームディレクターというスカウト経験のない元選手2人がアマスカウトとなる。


長谷川元部長は東海大相模ー東海大と、原監督の直系というだけでなく、長らく巨人のアマスカウトを務め、アマ球界との人脈も豊富で敏腕として知られる。巨人アマスカウトの顔とも言える人物だけに、球界には衝撃が走った。長谷川元部長の息子は菅野智之と東海大のチームメイトでもある。

堀田に加え、更迭の理由と囁かれているのがドラフト2位でJR東日本から入団した太田龍。即戦力のはずがコンディション不良で出遅れた。3日のファーム紅白戦で「プロ初登板」を果たし、5回1失点だったが、本来なら開幕している時期だ。

堀田、太田以外にも獲得してみたら故障持ちだったというケースがあったというが、長谷川氏が部長となった16年以降の巨人のドラフトを見ても、ドラフト1位の吉川尚輝、鍬原拓也は1年目のキャンプは故障で別メニューだ。

獲得した選手で一軍の主力級になったことがあるのは正捕手候補の大城卓巳、今季は故障している高橋優貴ぐらい。全権監督が怒るのも致し方ないかも知れない。

ただ、菅野智之に加えて、横浜時代に村田修一らを獲得するなど長谷川元部長の実績は確か。スカウトは経験がモノを言うと言わており、長谷川氏の穴を水野スカウトらが埋められるかは不明。堀田のリベンジと太田の巻き返しにも期待したいが、長谷川部長更迭による、巨人のダメージも少なくないだろう。

文・写真/BBNEWS編集部

◆堀田賢慎
背番号 32
カナ ホッタ・ケンシン
出身校 青森山田
誕生日 2001年5月21日
年齢 18
血液型 O
身長 185
体重 80
所属履歴 青森山田
キャリア 1年
投打 右右
ドラフト年度 19
ドラフト順位 1
年俸 800万円
契約金 8000万円
家族 独身

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