山本由伸、豪球の秘密 藤浪が放棄した練習とは

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オリックスの鎌田一生チーフトレーニング担当は様々なトレーニング動画をSNSに投稿し、選手の特徴なども伝えている。

17日は山本由伸がやり投げ「ジャベリックスロー」を行う様子をインスタグラムに投稿した。

プロ野球選手としては決して大きくない山本が、150キロ超の豪速球を投げられる秘訣の一つが、身体の使い方にあるという。

山本は昨年、テレビで意図を語っている。「身体全体を使って投げないとやりは遠くへ飛ばない。野球ボールばかり投げていると、すごく小さいので、簡単にどうやっても投げられるので、やっぱりラクをしてしまう。(やり投げは)チェックポイントを確認出来る練習」

ジャベリックスローは小中学生がやり投げの代替競技として取り組んでいる。ジュニアオリンピックの種目でもある。日本記録は80メートル。日本陸上競技連盟のホームページによると、「長さのある物体を投げるため、穂先に向かってまっすぐ力を加えないと、投げた後に空気抵抗を受けて極端に減速してしまいます」

オリックスは山本に加え、速球派のK-鈴木らもこのトレーニングに取り組んでいる。そこで、想起されるのが制球に難がある阪神・藤浪晋太郎である。昨季、コーチから原理が同じトレーニングを提案されたが、数回で放棄したのだ。

このやり投げと同じ原理を遠投に活かせるように開発されたのが「ジャベボール」。ジャベリックスロー用のやり「ターボジャブ」を作っているニシ・スポーツが製造している。

正しい投げ方をしないとうまく飛ばないため、自然と肩やひじに負担をかけないスローイングになる。ドジャースの前田健太やエンゼルスの大谷翔平もかつて同様のものを使っていた。

藤浪は昨年3月22日に安藤コーチから手渡されたジャベボールにトライしたが、フォームに原因があるのか、うまく投げられていないのが分かる。

せっかくの提案を、途中で放り出してしまった。

昨年の秋季キャンプ、今年の春季キャンプで臨時コーチを務めた山本昌氏は片岡篤史氏のYouTubeチャンネルで「リリースの位置が一定ではない」「ダーツのように上から投げ下ろすのが大事」などと語っている。ジャベボールもダーツも肘の使い方は同じなのだが…。

ジャベリックスローとジャベボール。侍ジャパンでも主力に成長した山本由伸の豪速球の秘密が分かる一方で、藤浪の制球難の理由もまた浮かび上がる。

文・写真/BBNEWS編集部

◆藤浪晋太郎
背番号 19
カナ フジナミ・シンタロウ
出身校 大阪桐蔭
誕生日 1994年4月12日
年齢 26
血液型 A
身長 197
体重 100
所属履歴 大阪桐蔭(甲)
キャリア 8年
投打 右右
ドラフト年度 12
ドラフト順位 1
公式戦初出場 13年3月31日ヤクルト=神宮
年俸 6300万円
昨季年俸 8400万円
タイトル (振)15
家族 独身

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