実戦復帰はいつ?藤浪晋太郎が復活に向け新フォーム

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制球難克服のため無期限二軍調整中の阪神・藤浪晋太郎がフォームを改造、二段モーションで復活を目指している。

藤浪は先月下旬、二軍戦で救援登板での復帰が伝えられたが、23~25日の鳴尾浜(西宮市)でのホームゲームでの登板機会は無し。「タイミングを見て」という平田監督の言葉から、鳴尾浜の試合のスタンドには連日藤浪登板を期待するファンが訪れているが、ここまでは試合中にブルペンには入るものの、登板には至っていない。

だが、原口文仁の復帰に沸いた7~10日の鳴尾浜4連戦で、藤浪の復帰への道筋が見えてきた。10日の試合中のブルペンで見せた藤浪のモーションは従来とは違うはっきりとした二段モーション。新フォームを固めるために時間をかけている模様だ。

マリナーズ・菊池や巨人・岩隈をはじめ、二段モーションで制球を安定させた投手は少なくない。藤浪も今年のキャンプで一度は挑戦していた。しかし、モノにできないまま封印し、福原投手コーチの発案で腕を下げたサイド気味のフォームに改造したが、オープン戦で四死球を乱発。3月12日の中日戦での4回4四死球が致命傷となって二軍落ちしていた。

阪神の一軍はここまで、戦前の予想を覆して貯金3の2位と好調を保っているが、秋山、岩田、才木ら藤浪とともに開幕を鳴尾浜で迎えた投手たちの健闘も大きな力となっている。“未完の大器”藤浪がこの列に加われば、セ・リーグのペナントレースはさらに面白みを増す。

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