今月12日に台風19号による荒川の増水で水没したヤクルト戸田球場。あれから2週間で復旧作業はどれほど進んだのだろうか。
グラウンド上に散乱していたケージは脇に寄せられ、マウンドやベースのカバーも外されていたが、ベンチ前には水を被った椅子などの備品が並べられ、天日干しに。よく見るとグランド上はまだ石だらけだ。
外野やサブグラウンドでは魚も「天日干し」に。2週間で干物状態だ。球場には腐臭が漂う。
球場がある「彩湖・道満グリーンパーク」関係者によると、現在は道路上のヘドロなどをようやく撤去した状態で、グラウンドなどはまだ手付かず。25日の大雨で再び園内のあちこちが沼地化してしまったという。公園の復旧には「何か月かかるか、分からない」という状態だ。
ヤクルトは、ドラ1・奥川らが参加する一月の合同自主トレに戸田球場を使うべく、年内の復旧を目指している。球界の宝の第一歩のためにも、なんとか間に合わせて欲しい。