◆中日6-0広島◆
中日が7日、広島に快勝した。完封した大野雄の投球も見事だったが、大きかったのは広島の拙守だ。2失策した三回の4失点は駄目押しとなった。守乱が、広島がBクラスに沈む大きな原因となっている。
中日が1-0として迎えた三回。平田が三塁打で出ると、続く京田のゴロを三塁・安部がファンブル。大島のゴロで1点を追加した。大島が二盗をすると、會澤が悪送球。ビシエド、阿部、髙橋の3連打で3点を加えた。5-0となり、大勢は決まった。大野雄は大量リードに守られて、余裕の投球だった。
これで今季は34試合で32失策だ。両リーグ最多は当然として、昨季が143試合で83失策だから、いかに異常なペースかが分かる。
対照的に、中日は五回に左翼の遠藤がフェンスにぶつかりながら會澤のフライを好捕するなど、無失策で大野雄を盛りたてた。
一時期は借金8で最下位に沈んだ広島も、ここまで借金1の4位と盛り返してはきている。だが、4連覇を目指すには守備の脆さを克服することが必要だ。