外国人枠5人「特別ルール」 狙われた球団は?

NPB(プロ野球) スポーツ 巨人 阪神 ソフトバンク ロッテ 広島

NPBが17日に決定した「2020特例」で、外国人選手の一軍登録枠を1人増やして5人とすることが正式に決まった。ただ、登録する投手と野手の数についてややこしい運用ルールがついている。

登録する5人を「投手3、野手2」または「投手2、野手3」とする場合は問題ないのだが、「投手4、野手1」や「投手1、野手4」など、どちらかを4人にした場合は「投2野3」や「投3野2」への変更ができなくなり、どうしても変更したい場合には登録枠は4人にするしかないというのだ。「投4野1」で戦っているチームが野手を一人追加する場合は「投2野2」に変更しなければならない。

このルールは、「不公平感が生じることを避けるため」設けられたというのだが、具体的に「狙われた」のはどこのチームなのか。

育成を除く外国人投手を4人以上抱えているのはソフトバンク、ロッテ、巨人、阪神、広島、ヤクルトの6球団だ。このうち、外国人が5人しかいないヤクルトは緊急で野手を補強しない限りはこのルールの影響はない。

ロッテ、阪神、広島の3球団は基本的に「投3野2」となりそうだが、外国人野手に故障者が出た場合、外国人枠を投手で補充することができなくなる。運用がやや弾力性に欠けることになるだろう。

巨人は野手はパーラ1人の「投4野1」となりそうだが、長打力のあるモタを使いたくなった場合にはパーラと入れ替えるか、投手2人を抹消しなければならない。パーラが故障でもしない限り、せっかく支配下登録したモタは飼い殺し状態になる。

そして最も影響のありそうなのはソフトバンクだ。デスパイネとグラシアルの2人がキューバから再来日できなくなっており、開幕は不在。代役・バレンティンは日本人扱いのため、開幕時点で外国人選手登録が可能なのは投手のみだ。投手ばかり5人を登録するのは不可。デスパイネとグラシアルが帰るまでは「特例」を使わずに外国人枠4人制で戦うしかない。

新ルールは「巨大戦力」のソフトバンクを狙ったものとみて間違いなさそうだ。

▼各球団外国人選手一覧(育成は除く)

【西武】(投3野3)
ノリン(投)
ニール(投)
ギャレット(投)
スパンジェンバーグ(外)
メヒア(内)
呉念庭(内)

【ソフトバンク】(投5野2)
モイネロ(投)
ムーア(投)
バンデンハーク(投)
サファテ(投)
スチュワート(投)
グラシアル(外)
デスパイネ(外)

【楽天】(投3野4)
シャギワ(投)
ブセニッツ(投)
宋家豪(投)
ブラッシュ(外)
ウィーラー(内)
ロメロ(外)
フェルナンド(外)

【ロッテ】(投4野2)
ハーマン(投)
チェン・グアンユウ(投)
ジャクソン(投)
フローレス(投)
レアード(内)
マーティン(外)

【日本ハム】(投3野2)
マルティネス(投)
バーヘイゲン(投)
ロドリゲス(投)
王柏融(外)
ビヤヌエバ(内)

【オリックス】(投3野3)
アルバース(投)
ディクソン(投)
ヒギンス(投)
ジョーンズ(外)
ロドリゲス(内)
モヤ(外)

【巨人】(投5野2)
サンチェス(投)
デラロサ(投)
ビエイラ(投)
メルセデス(投)
ディプラン(投)
パーラ(外)
モタ(外)

【DeNA】(投3野3)
エスコバー(投)
ピープルズ(投)
パットン(投)
オースティン(内)
ソト(内)
ロペス(内)

【阪神】(投5野3)
エドワーズ(投)
ガンケル(投)
スアレス(投)
ガルシア(投)
呂彦青(投)
ボーア(内)
マルテ(内)
サンズ(外)

【広島】(投4野2)
Kジョンソン(投)
スコット(投)
DJジョンソン(投)
フランスア(投)
モンティージャ(投)
ピレラ(外)
メヒア(内)

【中日】(投3野3)
ゴンサレス(投)
Rマルティネス(投)
ロメロ(投)
ビシエド(内)
アルモンテ(外)
シエラ(外)

【ヤクルト】(投4野1)
イノーア(投)
クック(投)
マクガフ(投)
スアレス(投)
エスコバー(内)

文・写真/BBNEWS編集部

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