吉田輝星、肘に違和感 「米国式トレ」が原因?

NPB(プロ野球) 日ハム 怪我

日本ハム吉田輝星が米国で行った秋季キャンプで右肘に違和感を覚え、春季キャンプは二軍スタートとなる見通しとなった。スポーツ紙などが「米国式の最新科学」と礼賛する米シアトルの施設「ドライブラインベースボール」が提唱するトレーニングが違和感の原因となった可能性がある。

ドライブラインは動作解析や数種類の重さのボールを使用したトレーニングで球速アップを可能にするとされている。ただ、硬式球より重いボールを使うことから、肘への負担は少なくない。一部の専門家は度々、故障のリスクを指摘している。

西武、ロッテは秋にシアトルに選手を派遣。ソフトバンクは秋季キャンプにドライブラインのスタッフを招き、動作解析などを行なった。日本ハムは吉田ら若手投手数人が米アリゾナでの秋季キャンプで、ドライブラインのスタッフの指導を受けて、数種類の重さのボールを使用。スポーツ紙は「大リーガー流トレで飛躍誓う」と書いていた。秋季キャンプでは吉田が肘に違和感を訴え、田中瑛斗は肘を痛めて別メニュー調整となった。

吉田が右肘の違和感を理由に二軍スタートになるというニュースを受けて、神事努・國學院大學人間開発学部健康体育学科准教授(バイオメカニクス)は「日本ハムさん、昨年秋にアリゾナにドライブライン呼んで重いボール投げさせてましたよね」とツイートした。神事准教授は秋にも故障のリスクをツイッターで指摘していた。

また、オリックスの鎌田一生チーフトレーニング担当 は11月にツイッターで、19人中4人が故障したという、元レッドソックストレーナーの研究結果を引用。「僕個人の意見としてはドライブラインを否定する気持ちは全くありません。ただこれだけ多くの研究結果を見る限りかなり肘に対する怪我のリスクが高い事と、球速に関しても上がるかどうかは不透明であると言えると思います」と述べている。

勿論、吉田や田中の故障をドライブラインが引き起こしたと断定は出来ない。また、実際に球速アップに繋がった投手もいるという。ただ、故障しては元も子もない。導入には慎重な検証も必要だろう。

文・写真/BBNEWS編集部

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