吉田輝星、戸郷、根尾…ミレニアム世代の現在地②

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巨人の2年目右腕・戸郷翔征が8勝目を目指して11日のヤクルト戦に先発中。巨人が勝てば、原監督は「巨人歴代単独最多」となる1067勝に到達する。プロ野球の人気と歴史を築いたV9時代の指揮官・川上哲治の記録を原監督が更新し、名実共に「ナンバーワン」監督とされるだろう。2000年生まれのエース候補が歴史を塗り替える立役者になるか。

昨季1勝の戸郷は今季から先発ローテーション入りし、7勝3敗、防御率2.50。7勝は菅野の10、ヤクルト小川の8に次ぐ3位だ。菅野と小川は「ノーノー」経験者で、最多勝を獲得したこともある。

戸郷は1年目の19年は二軍で4勝を挙げ、セ・リーグ優勝をかけた9月21日DeNA戦で先発としてデビュー。勝ち負けはつかなかったがその試合で巨人は優勝した。27日にはリリーフで初勝利を挙げた。

さらにはクライマックスシリーズでも先発し、ソフトバンクとの日本シリーズでも0勝2敗で迎えた3戦目にリリーフ。2-2の四回にエラーと四球をきっかけに4点を奪われ、ソフトバンクに勝ち越されて負け投手となった。

原監督は戸郷の今季以降を見据えて起用したのだろう。

巨人の高卒2年目で開幕ローテに入るのは菅野の背番号「18」の先輩でもある桑田真澄以来で、桑田氏は1987年に15勝を挙げている。菅野や小川、桑田と並べて語られるレベルに成長した。

聖心ウルスラ学園高では17年夏に甲子園に出場し、2回戦で敗退した。18年夏は、宮崎大会8強に終わった。大会を制して春夏連覇を果たした大阪桐蔭には、中日・根尾昂やロッテ藤原恭大がいた。準優勝したのは金足農。エースは日本ハム吉田輝星である。

根尾、藤原、吉田は18年のドラフト会議で1位指名された。戸郷は巨人のドラフト6位、全体の68番目に指名された。

だが今は、2000年度生まれの「ミレニアム世代」を代表する投手となった。さらに大卒、社会人卒の「同期」で言えば、侍ジャパンにも選ばれたソフトバンク甲斐野央、セの19年盗塁王、阪神・近本光司がいる。戸郷は今季、彼らを上回るインパクトを残している。

オコエ、平沢、高橋純平…「森下世代」プロたちの現在地

文・写真/BBNEWS編集部

◆戸郷翔征
背番号 13
カナ トゴウ・ショウセイ
出身校 聖心ウルスラ学園
誕生日 2000年4月4日
年齢 19
血液型 AB
身長 186
体重 75
所属履歴 聖心ウルスラ学園(甲)
キャリア 2年
投打 右右
ドラフト年度 18
ドラフト順位 6
公式戦初出場 19年9月21日DeNA=横浜
年俸 650万円
昨季年俸 500万円
家族 独身

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