勝負弱い四番が三番を殺す?「四番島内」の是非

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◆楽天0-1ソフトバンク◆
楽天は13日、延長の末に競り負けたが、なおもソフトバンクと並んで首位だ。好調の要因は、四番に島内を置く打線とされるが、果たしてこの四番は是が非か。

昨季最下位だった楽天は、則本と岸の先発投手2人を欠いている。苦戦も予想されたが、ここまで8勝4敗。松井、ハーマン、宋家豪ら救援陣が安定している他、打線が好調なのが大きい。浅村が西武から加わり、厚みが増した。そして島内が「繋ぎの四番」として注目されている。

リーグトップの71四球を選んでいる楽天打線の中で、島内も9四球を選び、打率.306と健闘しているが、本塁打はまだない。13日は4タコ。八回の二死一、二塁など、走者を置いた場面で3タコだった。得点圏打率も.267で、.400の五番ウィーラー、.500の七番ブラッシュに比べると劣るし、打点もわずか5にとどまる。過去に二桁本塁打を放ったのは17年と18年で、14本と11本。失礼ながら四番としては物足りない。

さらに見逃せないのは、三番に座る浅村の数字が上がらないことだ。昨季打点王は.220、2本塁打9打点。打点はさすがだが、期待とは程遠い成績だ。状態が上がらないこともあるのだろうが、四球覚悟で厳しいところを突く、相手バッテリーの浅村への攻め方にも理由があると見ている。

12日の千賀、甲斐のコンビがそうだった。例えば三回だ。二死走者なしでも、真ん中を避けて内外角を厳しく攻め、結果は四球。全7球のうち、真ん中のゾーンに来た球は、低めに外れたフォークボール2球だけ。五回はフォークボールを続けて三振した。徹底した攻め方が出来るのも、「四番島内」の勝負強さも長打力も脅威ではないからではないか。

他の試合を見ても、山川や森が後ろにいた西武時代より、浅村へのマークは厳しくなっている。内角に強い浅村も、外角の厳しいボールを流し打って安打にする技術は持っているし、見せている。ただ、勝負強いウィーラーやブラッシュを四番に置く方が浅村へのマークが甘くなり、得点力が上がると思われてならない。

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