佐々木朗希の「山本由伸流」藤浪は不採用

NPB(プロ野球) スポーツ 阪神 オリックス ロッテ コラム・読み物

2年目を迎えたロッテの163キロ右腕・佐々木朗希が新フォームに取り組んでいる。トレーニング方法も含めて、オリックスの山本由伸を参考にしている。

足を高く上げるのは同じだが、テイクバックを大きくしたのが特徴だ。19年に最優秀防御率、20年に最多奪三振のタイトルを獲得した山本の特徴をよく捉えている。

19年のダイナミックなフォームはこちら。こちらの方が、肘や肩の柔軟性を感じさせる。だが、20年はキャッチボールも含めた投球を行っていなかった時期もあった。

オリックスの鎌田一生チーフトレーニング担当は様々なトレーニング動画をSNSに投稿し、選手の特徴なども伝えている。山本がやり投げ「ジャベリックスロー」を行う様子を何度か、インスタグラムに投稿している。

身長178センチ。プロ野球選手としては決して大きくない山本が150キロ超の豪速球を終盤まで投げ続けることができる理由の一つが、身体の使い方にある。

19年に意図を語っている。「身体全体を使って投げないとやりは遠くへ飛ばない。野球のボールばかり投げていると、すごく小さいので、簡単にどうやっても投げられるので、やっぱりラクをしてしまう。(やり投げは)フォームのチェックポイントを確認出来る練習」

ジャベリックスローは小中学生がやり投げの代替競技として取り組んでいる。ジュニアオリンピックの種目でもある。日本記録は80メートル。日本陸上競技連盟のホームページによると、「長さのある物体を投げるため、穂先に向かってまっすぐ力を加えないと、投げた後に空気抵抗を受けて極端に減速してしまいます」

また、このやり投げと同じ原理を活かして若年層が投げ方を覚えられる器具としてに開発されたのが「ジャベボール」。ジャベリックスロー用のやり「ターボジャブ」を作っているニシ・スポーツが製造している。正しい投げ方をしないとうまく飛ばないため、自然と肩やひじに負担をかけないスローイングになる。ドジャースの前田健太やエンゼルスの大谷翔平もかつて同様のものを使っていた。一定の投げ方をすると、音が出る仕組みのものもある。

阪神・藤浪晋太郎は制球難で二軍暮らしが長かった19年に、コーチから原理が同じトレーニングを提案された。

安藤コーチから手渡されたジャベボールにトライしたが、フォームに原因があるのか、うまく投げることが出来なかった。最終的には放棄した。

だが、この年は未勝利に終わったものの、20年の終盤はリリーフとして球威を取り戻した。自己・球団最速となる162キロを記録し、7ホールドを挙げた。6日は紅白戦でドラフト1位の佐藤輝明に対して最速156キロを含む全4球の直球勝負で空振り三振を奪い、ねじ伏せた。藤浪には藤浪に合った投げ方があるのだろう。

藤浪は197センチで、佐々木は192センチ。長身かつ細身、腕が長いのも共通している。佐々木が「山本流」のフォームでどんな球を投げるのか。まずは実戦デビューが待たれる。

文・写真/BBNEWS編集部

◆佐々木朗希
背番号 17
氏名 佐々木 朗希
カナ ササキ・ロウキ
出身校 大船渡
誕生日 2001年11月3日
年齢 19
血液型 O
身長 190
体重 85
所属履歴 大船渡
キャリア 2年
投打 右右
ドラフト年度 19
ドラフト順位 1
年俸 1600万円
家族 独身

関連記事