あのドラ1大物新人に、あの”名伯楽”の指導は合う?合わない?

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「名伯楽」の指導で花開くか。楽天のドラフト1位・辰巳涼介外野手が、多くの強打者を育てた金森栄治打撃コーチの指導を受けている。ドラフトで4球団が競合した即戦力に、独自の理論で知られる金森コーチの指導がフィットすれば、1年目からの活躍も期待できそうだ。

走攻守にポテンシャルが高いという触れ込みの辰巳は50メートル5秒7の俊足で、遠投125メートルの強肩。身体の線が細いのは気になるが、打力が問題なければレギュラーとして起用されるだろう。「自分より足が速い選手はアマチュアでは見たことがない」「1年目から143試合フルイニング出場」「2000安打で名球会入り」といったビッグマウスも魅力だ。16日のロッテとの練習試合では早速、「プロ初本塁打」を放った。

筆者が練習試合を観戦した15日の練習試合後には、居残りで特打を行い、金森コーチがマンツーマンで指導していた。金森コーチが育てた選手の顔ぶれを挙げてみる。井口資仁(ロッテ監督)、和田一浩(元西武、中日)、アレックス・カブレラ(元西武など)と、なかなか凄い。打撃理論は一貫している。「ボールを手元までで引き付けて、脇をしっかり締めて腰の回転で打つ」というものだ。ボールをとらえるポイントが捕手に近くなるため、和田のように強靭なリストを持つ打者には特にマッチしていた。

一方で、ポイントを前にして打つタイプや、非力な打者には向かないという説もある。実際、ロッテの打撃コーチをしていた2011年には二ケタ本塁打を放った選手が一人もおらず、本塁打王になった中村剛也一人よりも、ロッテの総本塁打数が少なかった。

前出の特打で金森コーチは身振り手振りを交えて、「腰を使え」「脇を締めろ」と指導していた。辰巳は時折、柵越えも放っていたが、振り遅れて打球がケージの外に飛ばない場面も目立った。

果たして、金森理論を辰巳はモノにできるのか。辰巳の打撃に注目しよう。

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