12球団開幕投手をコスパでみると?

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29日の開幕戦に先発する12人が決まった。開幕投手は、1年を通してチームを引っ張る立場だ。各カードの初戦にエース級同士が投げるため、勝敗は次戦以降にも波及する。開幕投手が投げる試合は、単なる1試合ではないのだ。重責を担う彼らは、1勝あたり幾ら稼ぐのか。1勝に幾らかかるのか。開幕投手の「コスパ」に注目した。

今季年俸を昨季の勝ち星で割り、1勝あたりの金額を算出した(単位は万円、金額は推定)。

【ソフトバンクー西武】
千賀1230(年俸16000、13勝)

多和田500(年俸8000、16勝)

【日ハムーオリックス】
上沢636(年俸7000、11勝)
山岡642(年俸4500、7勝)

【ロッテー楽天】
石川1277(年俸11500、9勝)
岸2727(年俸30000、11勝)

【広島ー巨人】
大瀬良966(年俸14500、15勝)
菅野4333(年俸65000、15勝)

【阪神ーヤクルト】
メッセンジャー3181(年俸35000、11勝)

小川1150(年俸9200、8勝)

【DeNA-中日】
今永1675(年俸6700、4勝)
笠原350(年俸2100、6勝)

笠原が1勝あたり350万で最もコスパが高く、球界最高年俸の菅野が同じく4333万で、最もコスパが悪いという結果となった。日ハムとオリックスの開幕投手はコスパがほぼ同じだ。

勤続年数や防御率、勝率、投球回、味方の援護の有無も関わってくるので、一概にコスパだけで投手としての価値は決められないし、年俸が高いとも安いとも言えない。

また、他球団のエースや主砲を幾度となく引き抜いてきた球界のドン・ナベツネこと渡邊恒雄氏はかつて「高いものには値打ちがある」という名言を残している。

だが、数字は嘘をつかない。プロ野球選手の価値を示す、絶対的な指標の一つである年俸と、1勝に要する費用。コスパに注目して、野球を観るのも面白い。

BBnewsは投手と野手、それぞれの年俸と成績に基づいて様々なコスパを算出し、ランキングも掲載している。新しい野球の楽しみ方の一つとして提案したい。

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