今季“乱闘世界1号” 因縁対決の与死球に監督「故意のわけがない」

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19日の台湾プロ野球(CPBL)楽天モンキーズ-富邦ガーディアンズ戦で死球を巡って乱闘騒ぎが起こった。

四回裏、二死無走者の場面で、富邦の先発ソーサの投じた球が楽天の六番・郭嚴文の尻を直撃した事をきっかけに、両軍ベンチが空になる乱闘が発生した。

伏線は1-1で迎えた四回表、一死一、二塁から楽天遊撃手のエラーで満塁となった場面。この際に楽天の曾豪駒監督が富邦の使用するバットの認証について審判団に抗議して試合が数分間中断。これで流れが変わったのか富邦は三ゴロ(本塁封殺)、三振で無得点に終わっていた。

そして四回裏、三ゴロと左飛で簡単に二死としたソーサが、3人目の郭嚴文を相手になぜか制球を乱し、3球連続で内角に危ない球を投じた。たまらず郭嚴文が富邦の捕手・林宥穎にバットを突き出して言葉をかけると、林宥穎もそれに応戦するかのように何事かを言い返した。楽天ベンチからは「死球はやめろ」とヤジが飛ぶ異様な雰囲気の中、ソーサはベンチをチラチラと見ながら4球目を投じ、死球となった。

この対戦は因縁の対決でもある。富邦を率いるのは昨年、楽天に買収される前のラミゴ・モンキーズで優勝を果たした洪一中監督だ。昨秋のプレミア12では台湾代表を率いた名将だが、楽天との交渉が不調に終わり、富邦に迎えられた。一方の楽天・曾豪駒監督は洪監督の下で選手・コーチを務めた教え子。唐突のように見えたバットへの抗議も、洪監督の手法を知り抜いているからこそだったかもしれない。

3-1で敗れた洪監督は試合後、「故意のわけがない。ソーサのコントロールなら1球目で当てられる。4球も投げる必要はない」と、楽天側の「故意の死球だ」という指摘を一蹴。さらに、曾監督の抗議については「エラーとバットは何の関係もない。審判は試合を進行させるべきだった」と不快感を隠さなかった。

これで楽天は開幕5連勝、富邦が3ゲーム差の2位となったが、因縁を抱えた両チームの戦いは今後も波乱がありそうだ。

文/BBNEWS編集部 写真/CPBLTVより

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