今季中の復帰は絶望?藤浪は阪神で復活できるのか

阪神

今季中に復活できるのだろうか。

阪神・藤浪晋太郎が18日のファーム交流戦・日本ハム戦(三条パール金属スタジアム)に先発、5回3失点で勝ち投手となったが、8安打に3四球1死球と内容は散々。本人は「前回とは違う」と収穫を口にしたが…。

直球は最速155キロとスピードこそ出ていたが、ストレートは制球が乱れ、思うようにストライクが取れない。日本ハム打線はストレートには基本的に手を出さず、カウントを取るためのスライダーやカットボールを狙い打れた。狙い球を絞られた分、三振は8個奪えたが8安打。最大の課題の制球は5回4四死球、捕手が捕れない抜け球に加え、けん制悪送球もあった。

結局、日ハムの二軍打線相手に5回で103球を要し3失点。とてもではないが「一軍昇格に前進」などと言える投球ではなかった。

オープン戦で四死球を連発し、自ら無期限の二軍調整を志願した藤浪。二段モーションの新フォームにたどり着き、二軍戦で実戦復帰した5、6月は制球も比較的安定していたが、一軍復帰の声が強まった7月にはなぜか二段モーションもやめてしまった。

再び四死球を連発するようになったが、そんな藤浪の状態を無視するように、阪神は甲子園誕生95周年の8月1日の中日戦に合わせて一軍で初登板させた。結果は案の定の五回途中8四死球で降板。中日の拙攻に助けられてチームは勝利したが、右打者の木下拓に2打席連続死球を与えたほか、危険な抜け球を連発。即日二軍落ちとなった。

いったい、阪神は何のために藤浪に二軍調整をさせているのだろうか。伝わるところでは「調整」は基本的に本人任せ。だが、昨年から繰り返している「本人任せの二軍調整」では、この制球難を克服できないことはもう明らかだ。

阪神投手陣の踏ん張りを見れば、阪神の投手コーチ陣は「優秀」だ。だが、藤浪の再生指導だけにスポットを当てれば金本政権時代から失敗を重ねている。

藤浪のためにコーチ陣を入れ替えることができないのならば、阪神はメンツを捨てて他球団に再生を委ねるべきではないだろうか。今オフの動向が注目される。

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