中日二軍、追悼試合で22失点 梅津「10回0封」影落とす

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中日二軍が11日のウエスタン・オリックス戦で5-22という屈辱的な大敗を喫した。この試合は1月に死去した高木守道元監督の追悼試合として開催されたが、球団史上30年ぶりという大量失点でまさかの大敗となった。

この日は10日の一軍・巨人戦(ナゴヤドーム)と同様、選手と監督・コーチは全員が高木氏の現役時の背番号「1」を背中に、監督時代の「88」を胸に付けたユニフォームを着用。先発には故障明けながら一軍ローテ級の梅津を立てて必勝を期した。

ところが、その梅津が4回7安打2四死球で5失点とオリックス打線に打ち込まれた。五回には三ツ間、岡田ら「一軍級」を投入して火消しに走るも、一挙9失点。その後もブリトー、佐藤、浜田達が失点を重ねた。打つ方では18年ドラ1の根尾が本塁打を放ち、19年ドラ1の石川が2安打1打点など、それなりに収穫はあったが、仁村二軍監督は試合後「教訓にしたい。もちろん勝利で収めたかったが、もっとしっかりやれという意味があると思う」と神妙に語った。

ただ、8年ぶりのAクラス入りに向けて奮闘する一軍にとって気になるのは梅津の状態だろう。

梅津はまだシーズン序盤の8月2日のヤクルト戦で10回127球を1人で投げ抜き、右肘を痛め抹消された。9月27日に約2か月ぶりに実戦復帰を果たし、これが3試合目の登板。順調であれば終盤戦の「切り札」としてすぐにでも一軍復活が期待されていたが、この日の投球で復帰が遠のいたのは間違いない。

梅津は元々肩や肘に不安があり、今季も春季キャンプで右肘の張りを訴えて出遅れていた。しかし、シーズン序盤に継投失敗が相次ぎ、与田監督の“早め継投”に対する批判が強まっていた時期、まさかの10回完投劇が起こった。先発投手を「引っ張る」方針に転換した後、投手陣は好循環となり、チーム成績は上向いたが、その代償として、「将来のエース」の期待もある梅津が長期離脱することになった。


梅津が10回を投げ抜いた日、与田監督は「本人もまだまだ行けるということでしたし、ボール自体も勢いが極端に衰えたことも感じなかったので、気迫と体調的なことも問題ないだろうということで投げてもらった。ホントに素晴らしい。これに尽きる」と絶賛したが、今となっては「もしやり直せるとしたら…」と反芻しているに違いない。

文・写真/BBNEWS編集部

◆梅津晃大
背番号 28
カナ ウメツ・コウダイ
出身校 東洋大
誕生日 1996年10月24日
年齢 23
血液型 B
身長 187
体重 90
所属履歴 仙台育英(甲)―東洋大
キャリア 2年
投打 右右
ドラフト年度 18
ドラフト順位 2
公式戦初出場 19年8月12日阪神=ナゴヤドーム
年俸 1500万円
昨季年俸 1200万円
家族 独身

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