中日・藤井「死球に始まり、見逃し三振に終わった16年」引退スピーチ全文

NPB(プロ野球) スポーツ 中日

◆中日1-3ヤクルト◆
今季限りで引退する中日・藤井が「一番・右翼」でスタメン出場。初回、第一打席でヤクルト先発・サイスニードと対戦し、3球で見逃し三振に倒れた。ストライク判定のあと、驚いた表情で何事かを叫び、その後は苦笑い。試合後のセレモニーでは「こういう笑顔の形になるとは思っていませんでした」と自虐スピーチした。

【セレモニーでのスピーチ全文】
本日、このような素晴らしい舞台を用意していただいた中日ドラゴンズ関係者のみなさま、大事な試合にもかかわらず、引退試合で相手をしてくださったヤクルトの関係者の方々、そしてファンのみなさま、お世話になったたくさんの方々に心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。

父親にあこがれ、兄の背中を負い、小学校1年生から始めた野球。プレーヤーとしての野球にきょうでピリオドを打ちます。33年という長い間、何の迷いもなく野球に取り組めたことが、本当に幸せなことだと、いまはつくづく思います。

死球に始まり、見逃し三振に終わった16年間でした。中身はよかったような気がします。幸せな野球人生を送れたのも支えてくれた家族や周りの方々のおかげだと思っています。本当はきょうの試合で気持ちよく、かっこ良く、涙々をしたかったのですが『笑顔で終わりたいです』と引退会見で話し、こういう笑顔の形になるとは思っていませんでしたが、後輩たちが『最後までやっぱり笑わせてもらいました』と。それが僕のプロ野球人生を表した言葉なのかな、と。

自分らしく、とは言葉はよく言われますが、いろいろとうまくいかなかったことが多かったような気がします。でもいま、こうやって引退セレモニーをしていただけること、長い間、ドラゴンズのユニホームを着られたということは本当に僕の誇りです。

これから新しい選手がどんどんどんどん出てくる、楽しみなチームだと思うので、ぜひ、きょう会場に来てくださったファンのみなさま、きょうは来られなかったけれど応援してくださっているファンのみなさま、これからの中日ドラゴンズに本当に楽しみな気持ちを持って、あたたかい声援を送っていただけたらな、と思います。16年という長いようで短いプロ野球生活でしたが、全ての方に感謝の思い出いっぱいです。きょう、『中日ドラゴンズ・藤井淳志』は卒業しますが、ユニホームを脱いで次の人生で、いままで以上に人に誇れるように頑張っていこうと思います。ここまで支えてくれたみなさま、本当にありがとうございました。

文・写真/BBNEWS編集部

◆藤井淳志
背番号 4
カナ フジイ・アツシ
出身校 筑波大
誕生日 1981年5月20日
年齢 40
血液型 O
身長 183
体重 82
所属履歴 豊橋東-筑波大-NTT西日本
キャリア 16年
投打 右両
ドラフト年度 05
ドラフト順位 3(大・社)
公式戦初出場 06年3月31日広島=ナゴヤドーム
年俸 4200万円
昨季年俸 4200万円
家族 既婚

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