中日・山井「野球がうまいと思ったことはありません」引退スピーチ全文

NPB(プロ野球) 中日

◆中日1-3ヤクルト◆
今季限りで引退する中日・山井が先発。先頭打者の塩見を空振り三振に討ち取って降板した。試合後には引退セレモニーで「記録よりも記憶に残る選手と言ってもらえたことを誇りに思います」などと挨拶した。

【セレモニーでのスピーチ全文】
本日はこのようなすばらしい引退セレモニーを開いていただきました、中日ドラゴンズの関係者のみなさまをはじめ、ヤクルトスワローズのみなさん、球場に足を運んでくださったドラゴンズファン、スワローズファンのみなさまには心より感謝を申し上げます。私、山井大介は本日をもちまして、20年間の現役(生活)にピリオドを打ちます。正直、こんなに長くユニホームを着てプレーができるとは思ってもいませんでした。それも全て、陰ひなたとなり支えてくださった、家族や両親をはじめ、チームスタッフ、チームメート、監督、コーチ、ドラゴンズ関係者のみなさん、ナゴヤドーム、ナゴヤ球場のグラウンドキーパーのみなさん、自分の体にたくさんのケアをしてくださった多くの方々。何よりも厳しくもあたたかい目で叱咤激励をくださったドラゴンズファン。みなさんがいなければ、いまの自分はいないと思っております。本当にありがとうございました。

もちろん、野球の神様にも背中を押していただき、2013年にはノーヒットノーラン、14年には最多勝、最高勝率。何といっても03年の日本シリーズ。優勝、53年ぶりの日本一。ファンのみなさんと一緒に感動したあの一瞬は一生、忘れることはありません。プロ野球生活の歴史に爪痕を少し残せたのかなと。喜びでもあります。記録よりも記憶に残る選手と言ってもらえたことを誇りに思います。

私は野球がうまいと思ったことはありません。ただ、あの人のようにうまくなりたい、あの人に負けたくない、そんな思いを常に胸に、目標を掲げ、探求心を持っていままでやってきました。努力は必ず報われる、とは限りません。ただし、努力しなければ前に進むこともできない。道を切り開くことすらできない。これから第二の人生、第二のステージが始まろうとしています。やはりそこでも自分らしく信念を貫いて、一歩一歩、前に進んでいきたいと思います。

数多くあるスポーツの中で、野球という素晴らしいスポーツと出会えたことを本当に感謝します。野球が好きです。大好きです。ドラゴンズが大好きです。全国のドラゴンズファン、本当にありがとうございました。これで、山井大介の現役生活は〝マウンド〟を降ります。また、みなさんと出会える日を楽しみにしております。20年間、本当にありがとうございました。

文・写真/BBNEWS編集部

◆山井大介
背番号 29
カナ ヤマイ・ダイスケ
出身校 奈良産大
誕生日 1978年5月10日
年齢 43
血液型 A
身長 179
体重 86
所属履歴 神戸弘陵-奈良産大-河合楽器
キャリア 20年
投打 右右
ドラフト年度 01
ドラフト順位 6
公式戦初出場 02年4月27日広島=ナゴヤドーム
年俸 2790万円
昨季年俸 4650万円
タイトル (勝)14(率)14
家族 既婚

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