◆巨人8-4中日◆
中日・与田監督が「物言い」をつけた。
6-2と巨人リードの四回裏一死一塁で、丸の二ゴロを阿部が捕球し、一走・岡本にタッチを試みるもかわされた。
阿部は一塁のビシエドに送球し丸はセーフ。ビシエドは二塁に送球し、京田が捕球してタッチし、岡本はアウトの判定。原監督がリクエストし、リプレー検証で判定覆りセーフとなった。
ここで与田監督は「岡本が走路をはみ出した」のではと、球審・市川に主張した。たが、二塁塁審・小林ははみ出していると判断したなら岡本にアウトを宣告しているはずである。
さらにリクエストとリプレー検証の対象となるプレーではないため、覆ることはない。中断を経て、一、二塁で再開した。
与田監督が主張したのは「3フィートオーバー」とみられる。本塁と一塁、三塁と本塁の間には白線が引かれており、その外野側3フィート(91.4センチ)の位置に白線が引かれている。それを「スリーフットライン」と呼び、タッチプレイの際に走者がはみ出すと「3フィートオーバー」が適用されてアウトになる。
一、二塁、二、三塁間にはスリーフットラインがないため、塁間を結んだ線があると仮定。その左右3フィートずつの幅、計6フィートを走路と定め、走者はその内側を走る必要がある。与田監督はこ岡本が阿部のタッチをかわす際に、走路をはみ出したので3フィートオーバーに当たると主張した模様だ。
文・写真/BBNEWS編集部