◆ヤクルト10-3中日◆
五回終了時に約30分間の降雨中断があった試合、中日は前半と後半でまるで別のチームのような戦いぶりで逆転負けを喫した。
前半は先発ロドリゲスが五回まで2安打の好投。ヤクルト打線に付け入るスキを与えなかった。ところが、中段から再開後の六回には浮いたボールを狙われて塩見、坂口、山田の3連打で同点。
一死後にまた雄平、エスコバーに連族適時打を浴びて又吉と交代した。失策は記録されなかったものの、ビシエドやアルモンテらの緩慢な守備もロドリゲスの足を引っ張った。
八回には途中出場の加藤が西浦の捕邪飛を落球、打ち直しとなった打席で本塁打を被弾するなど、集中力を欠いたプレーも目立ち、六回以降の4イニングだけで3投手が計13安打を浴びて10失点。最終回、ビシエドの一発などで2点を奪ったものの、すでに勝負がついた後で相手はリリーフ“修行中”のイノーア。ベンチの士気は上がらなかった。
1点リードの状況で激しい雨による長時間の中断で、選手の緊張感が切れてしまったようにも見えたが、与田監督は「雨を理由にはしたくない。2点目をウチが早く取っておけば流れは変わった」と打線を敗因に挙げた。一方、ロドリゲスは試合後「再開後は少しリズムというか、流れがおかしくなってしまった」と雨の中断を恨んだ。敗因は正しく分析し、共有する作業が必要だ。
文・写真/BBNEWS編集部
◆ロドリゲス
背番号 67
フルネーム ヤリエル・ロドリゲス
出身校 エスクエラ・アルマンド・メストレ校
誕生日 1997年3月10日
年齢 23
身長 186
体重 97
所属履歴 キューバリーグ
キャリア 1年
投打 右右
年俸 1500万円
家族 既婚