パ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)が14日開幕する。ロッテの劣勢は否めない。
レギュラーシーズンは12勝11敗1分けと、ロッテが勝ち越した。だが、10月以降は2勝7敗。7連敗も経験した。
工藤監督は13日の記者会見で、「打線につながりがあって、特に前半は負け続けたというのがありました。やはり投手を中心に守って、つながりを持って打つ打線だと思っています」と話した。
井口監督は「シーズン前半は我々のつなぐ野球が出来た」としたが、「後半は苦しい中でマリーンズらしい野球ができなかった」「我々の野球がしっかりできないとホークスには敵わない。最終的には10ゲーム以上離されたのも実力」と認めている。
昨季のレアード、今季のマーティンというチーム本塁打王2人を欠いており、破壊力不足は顕著だ。
さらに、ソフトバンクは3年連続日本一で、工藤監督は短期決戦に慣れている。松田ら主力級でも不調なら外し、リリーフをつぎ込むのも躊躇わない。
ロッテは千賀、東浜、和田、ムーアらソフトバンクの先発陣からリードは奪えても、継投勝負になれば、大量得点は難しいだろう。早めの継投に加えて、ロースコアの接戦に持ち込みたい。
文・写真/BBNEWS編集部