ロッテが早くも昨年のチーム本塁打数を上回る

ロッテ 広島

◆広島3-6ロッテ◆
ロッテが広島の先発・大瀬良を4本塁打でKO、交流戦初の連勝を飾った。これでロッテの今季のチーム本塁打数は81本と、わずか66試合目で昨季の78本を上回った。

この日は初回に中村奨、三回に荻野、五回に田村、六回にレアードがそれぞれソロ本塁打。七回には3長短打に敵失も絡み2点を奪い、セ・リーグ防御率トップの大瀬良から6得点。井口監督も「みんなしっかりスイングして、一発ずつでしたが、効果的に点を取ってくれた」と笑顔を見せた。

それにしても、昨年と比較すると驚異的なペースで本塁打が激増している。その理由は何か。一つはレアードの加入だ。日本ハムから移籍したレアードはここまでチームトップの20本を放っている。そして、もう一つの大きな理由が本拠地・ZOZOマリンスタジアムに設置された「ホームランラグーン」だ。これで外野のフェンスは昨季に比べ最大4メートルほど前に。昨季はともに全試合出場で8本塁打に終わった鈴木大地や中村奨吾といった中距離バッターが今年はそれぞれ10本塁打と「20発ペース」で打っているのはその恩恵だ。

ただ、チームの被本塁打数もここまで75本と、昨季の129本を超えるのは間違いないペース。チームもリーグ5位に沈み、本塁打が増えたと喜んでばかりはいられないのが現実だ。

関連記事