◆ロッテ5-4楽天◆(CS第1ステージ第1戦)
レギュラーシーズン2位のロッテが楽天にサヨナラ勝ちし、最終ステージ進出に王手をかけた。先発した2年目の佐々木朗が6回4安打1失点、毎回の10奪三振と試合を作り、プロ入り後の自己最速となる159キロを3度マークした。勝ち負けはつかなかった。九回、代打・佐藤都が決勝の適時二塁打を放った。
佐藤都は九回一死二塁で途中出場していた捕手・柿沼の代打で起用された。楽天・宋家豪の3球目、148キロストレートを捉え、右中間を抜いた。お立ち台で「もう言葉に表せないくらいすごいうれしいです。打てる球を打とうと思って振り抜きました」と喜んだ。
さらに、楽天に敗れてリーグ優勝が消滅した10月27日に最後の打者となったことにも触れた。
「宮城で試合した時に最後の打者になってしまったので。うれしさ爆発です」「今日いい形で勝てたので、明日もしっかり勝ちにこだわってやっていきたいと思います」
2年目の今季は62試合に出場したが、前年から2試合増えただけ。井口監督の青学大の後輩にあたる加藤が中日からトレードで加入、正捕手として起用されているためだ。
加藤はリードと肩が武器だが、佐藤は左打席からのバットコントロールと長打が魅力。ただ、指揮官は佐藤都について、元巨人・阿部慎之助以来の「打てる捕手」になる可能性があると評価。さらに、捕手の体力的な負担が多いことを踏まえて、「守備力のあるベテラン捕手のサポートが欠かせない」と指摘している。
巨人では村田真一が阿部を支えた。途中加入した29歳の加藤が、23歳の佐藤都の成長を促進するだろうか。
文・写真/BBNEWS編集部
◆佐藤都志也
背番号 32
カナ サトウ・トシヤ
出身校 東洋大
誕生日 1998年1月27日
年齢 23
血液型 B
身長 181
体重 86
所属履歴 聖光学院(甲)―東洋大
キャリア 2年
投打 右左
ドラフト年度 19
ドラフト順位 2
公式戦初出場 20年6月25日オリックス=ZOZO
年俸 1600万円
昨季年俸 1200万円
家族 独身