ロッテ吉井コーチがブログを更新し、先発ローテーションを変更した理由を明かした。
「今週からローテの順番を少し変え、美馬が6連戦の頭で投げました。
変えた理由はいくつかあるのですが、1番の理由は、6連戦が続くので週の頭はゲームの半分以上を投げてくれる可能性の高い投手をもってきたかったからです。
最初に早い回でKOされると、リリーバーへの負担がものすごく大きくなってしまいます。
美馬はその期待にこたえて、7回まで投げてくれました」
美馬は14日に7回2失点で3勝目。6連戦の最後となる日曜に投げてきたが、14日から1戦目の火曜日に回った。イニングを稼げるという点は、FAで獲得した際に期待されていた部分だ。昨季は143回2/3を投げた。3勝を挙げ、ここまでは期待に応えている。
種市も評価した「同じような理由で、土曜日の種市も7回まで投げてくれました。おかげで、日曜日にリリーバーをつぎ込むことができました。(打たれたけど)
先発陣はここまで、よく頑張ってくれています。
調子が悪そうでも、なんとかゲームを作ってくれています。
今回の小島、岩下も、調子が悪かったが、粘ってくれました。(種市も、調子悪そうだった)
少しずつ、若手のレベルが上がってきたんじゃないかなと思っています」
種市も7回2失点。過密日程を踏まえると、リリーフへの負担は可能な限り減らしたい中、美馬と並んで7回を投げたのは大きい。種市は高卒4年目。6年目の岩下は3勝を挙げており、若手のレベルアップを感じている。
一方、リリーフは課題が残る。「若手リリーバーのほうは、もう少し頑張ってほしいです。(益田、ハーマンのおじさんは頑張っている)
投げている球は1軍レベルなのですが、状況によっては実力を出せていません。
セットアッパーがいなくなり、若手の接戦での出番が多くなっています。
緊張するのはわかるが、ピンチと思わずチャンスと思って、打者に向かっていってもらいたいです」
セットアッパーのジャクソンが今季ロッテに加入し、7試合に登板して0勝0敗1セーブ、防御率3.86。7日西武戦は8-5の八回に登板して1回無失点だった。だが、ロッテは8日に出場選手登録を抹消。9日の試合中に契約解除を発表した。そして10日、大麻取締法違反の疑いで広島県警に逮捕された。
15日は小野が1回2失点で負け投手となり、19日は東條が1回3失点、石崎が2失点。打たれるのは仕方ないが、打者に向かっていけないのは困る。負けん気の強さで若くして近鉄のリリーフエースとなった吉井コーチはそう思っている。
文・写真/BBNEWS編集部
◆美馬学
背番号 15
カナ ミマ・マナブ
出身校 中大
誕生日 1986年9月19日
年齢 33
血液型 O
身長 169
体重 75
所属履歴 藤代(甲)-中大-東京ガス―楽天
キャリア 10年
投打 右左
ドラフト年度 10
ドラフト順位 2
公式戦初出場 11年4月13日ロッテ=QVC
年俸 6500万円
昨季年俸 6500万円
家族 既婚