ヤクルトV「層の薄さ」埋めた高津采配

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◆DeNA1-5ヤクルト◆
ヤクルトが6年ぶり8度目のリーグ優勝を決めた。2年連続最下位から巻き返した。昨オフはFA権を持つ主軸の山田、先発の小川、抑えの石山が残留したものの、選手層は決して厚くはない。FAで梶谷らを獲得した3位・巨人、ドラフトで大砲・佐藤輝を引き当てた上に、ロハス、アルカンタラら助っ人を補強した2位・阪神に比べると戦力は劣ったが、高津監督が用兵の巧みさでカバーした。

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特に投手陣。先発投手は中6日の登板間隔を維持し、高卒2年目の奥川は10日以上空けた。さらに救援は3連投まで。ただ、勝負どころの9月以降は中5日も解禁した。巨人が中4-5日のローテーションを組み、大失速したのとは対照的だった。

さらにはリリーフ。セ・リーグの登板数上位4人のうち3人がヤクルト。セットアッパーの清水と今野、抑えのマクガフという勝ちパターンを確立した。清水や抑えのマクガフは4連投もあった。さらに巨人から加入した田口、スアレスを先発からリリーフに配置転換し、人員を増やした。

19年オフに楽天を自由契約となった今野は昨季の20試合を上回るキャリアハイの64試合に登板。清水はプロ野球新の50ホールドをマークした。今季はコロナ禍で九回打ち切りでもあり、奏功した。

前半戦を首位と2.5ゲーム差の3位で折り返し、9月は10年ぶりの9連勝。10月にも7連勝した。9月22日から首位の座を譲らなかった。

文・写真/BBNEWS編集部

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