韓国プロ野球(KBO)で初の選手の新型コロナウイルス感染が判明、リーグ中止の危機に緊張が走っている。
感染が判明したのはハンファ・イーグルスのシン・ジョンラク投手(33)。二軍のリハビリ組で練習していたが、29日から高熱と筋肉痛、頭痛などの症状が出て、31日に陽性が確認された。
これを受けてKBOは、ハンファの二軍選手全員を検査する。このため、当面はハンファの二軍戦を中止する方針だ。また、27日と30日に一軍に昇格した2選手も検査対象とした。
ハンファ一軍は1日、ソウル蚕室球場で斗山ベアーズとの試合を予定しているが、2人の検査結果が試合開始までに出ない場合は延期される。検査結果が陰性であれば、試合は予定通り行われる。
だが仮に陽性だった場合は、試合が中止となるばかりでなく、ハンファの一軍選手全員が検査対象となる。さらに、30日にハンファが対戦したロッテ・ジャイアンツにも飛び火する可能性があり、KBOは神経をとがらせている状態だ。
KBOのコロナ対応マニュアルでは、選手に感染者が出た時は、その濃厚接触者の範囲が「リーグ進行に支障がある」と判断される場合はリーグが中断される。
文/BBNEWS編集部 写真/instagramより