年俸は前年までの成績と期待値、若手なら将来性を加味して決められる。ともに甲子園を目指した同学年の選手たちの序列はどうなっているのか。世代ごとの年俸番付を見てみよう(金額は推定)。
高卒19年目、大卒15年目世代の順位はこうだ。
1位 | 松田 宣浩 | (ソ) | 内 | 45000 |
2位 | 中村 剛也 | (西) | 内 | 35000 |
3位 | ロペス | (De) | 内 | 23000 |
4位 | 金子 弌大 | (日) | 投 | 18000 |
5位 | 栗山 巧 | (西) | 外 | 15000 |
6位 | 青山 浩二 | (楽) | 投 | 7000 |
6位 | 川島 慶三 | (ソ) | 内 | 7000 |
8位 | 近藤 一樹 | (ヤ) | 投 | 6700 |
9位 | 大竹 寛 | (巨) | 投 | 5000 |
10位 | 岩田 稔 | (神) | 投 | 3800 |
11位 | 井野 卓 | (ヤ) | 捕 | 1400 |
12位 | 岡﨑 太一 | (神) | 捕 | 1300 |
首位は熱男・松田宣浩。通算1638安打、274本塁打の打撃成績も立派だが、8度のゴールデングラブ賞、そしてチームのムードメーカーとしての役割も加味しての高評価だ。ソフトバンクが4年連続日本一となっていること、資金力が球界トップということも要因だ。
2位の中村剛也は本塁打王6回、打点王4回の実績。チームが違えばもっともらっていてもおかしくない「大選手」だ。4位の金子弌大はオリックス時代に6億円をもらっており、最高額では世代トップだ。
この世代も残り12人と寂しくなっているが、ベテランの復活劇もある。6位の青山浩二はプロ入り後最少の登板数に終わった17年から、勝ちパターンに返り咲いた。9位大竹寛は昨季、二軍暮らしが続く“崖っぷち”から勝利の方程式入り、シーズン後には侍ジャパン入りを果たした。同世代の選手たちにはいい刺激となっただろう。
この世代の平均年俸は1億4017万円だ。
文・写真/BBNEWS編集部