年俸は前年までの成績と期待値、若手なら将来性を加味して決められる。ともに甲子園を目指した同学年の選手たちの序列はどうなっているのか。世代ごとの年俸番付を見てみよう(金額は推定)。
高卒17年目、大卒13年目世代の順位はこうだ。
1位 | ジョーンズ | (オ) | 外 | 44000 |
2位 | バンデンハーク | (ソ) | 投 | 30000 |
2位 | グラシアル | (ソ) | 内 | 30000 |
4位 | 大島 洋平 | (中) | 外 | 25000 |
5位 | アルバース | (オ) | 投 | 24000 |
6位 | 宮西 尚生 | (日) | 投 | 20000 |
7位 | メヒア | (西) | 内 | 10000 |
8位 | 明石 健志 | (ソ) | 内 | 10000 |
9位 | 松山 竜平 | (広) | 外 | 8500 |
10位 | 荻野 貴司 | (ロ) | 外 | 7800 |
11位 | 清田 育宏 | (ロ) | 外 | 6000 |
12位 | 桑原 謙太朗 | (神) | 投 | 4500 |
13位 | 村田 透 | (日) | 投 | 4000 |
14位 | 内 竜也 | (ロ) | 投 | 3000 |
15位 | 小窪 哲也 | (広) | 内 | 2900 |
16位 | 山中 浩史 | (ヤ) | 投 | 2000 |
17位 | 白濱 裕太 | (広) | 捕 | 650 |
トップはメジャー通算282発の“大物”アダム・ジョーンズ。2位にはバンデンハーク、グラシアルが並んだ。
日本人のトップは新たに3年契約を結んだ大島洋平。スピードと高い守備力、安定した打力は健在だ。6位の宮西尚生は12年連続で50試合以上に登板している。
8位の明石健志は昨季、腰の手術から復帰し、サヨナラ本塁打を放ってバク宙を披露した。故障に泣き続けたスピードスター荻野貴司も昨季初めて規定打席に到達した。
ただ、この世代も残り17人と淘汰が進んでいる。世代平均年俸は1億3668万円と高いが、助っ人を除いた12人の平均は7863万円。
下位には「もう一花」を咲かせたい選手が多い。内竜也は03年のドラフト1位。かつての抑えは、18年の右肘手術から復活を目指す。最下位の白濱裕太は広陵高で西村健太朗とバッテリーを組み、03年春に甲子園で優勝した。03年のドラフト1位だ。現役生活も終盤。どんな数字を残せるだろうか。
文・写真/BBNEWS編集部