ソフトバンク、誤算だらけでも首位固め

ソフトバンク 楽天

◆ソフトバンク12-11楽天◆
首位のソフトバンクがサヨナラで乱打戦を制した。4カード連続で勝ち越し、楽天とのゲーム差を2.5に広げたが、収穫よりも誤算が目に付く試合となった。

最初の誤算は中1日で先発した武田だ。1日の試合で二回に危険球退場。1回0/3を2失点で2敗目を喫したが、26球しか投げておらず、3連戦の同一カードで雪辱の機会を得た。だが3点リードの三回一死一、二塁。浅村を二ゴロ併殺で切り抜けるはずが、二塁牧原の失策で一死満塁に。そこから崩れた。連打で追いつかれ、さらに二死満塁から嶋に走者一掃の二塁打を浴びて6点を奪われると、四回は浅村に2ランを被弾し、4回途中8安打8失点でKOされた。

武田は3日間で2敗目は免れたが、「前回あのような形で降板して、中1日でチャンスをもらったのにまた同じようにチームに迷惑をかけてしまった。打たれてしまった原因を考えて、次につなげなければいけない。本当に申し訳ないです」と反省した。

そして試合前まで13試合無失点のセットアッパー甲斐野だ。2点リードの八回、代打・山下に直球をバックスクリーンへ運ばれ、14試合目で初失点。さらに、二死後に茂木にも直球を左越えに被弾し、同点に追い付かれた。

不安材料もある。止まらない故障者だ。1日の楽天戦で、左太もも裏に違和感を訴え途中交代した内川が2日に続いてスタメン落ち。十回に代打で安打を放ったが、代走上林が送られた。その上林もスタメン落ち。17日のロッテ戦で右手に死球を受けて以降、休養を挟みながら出場してきたが、代走から守備に就いた。

その他、外野手では柳田、福田、グラシアル、長谷川が負傷離脱し、中村晃は自律神経失調症でリハビリ中。本職の内野でなく外野をカバーしてきた牧原は腰、内野の今宮は太ももに不安がある。この日、脇腹を痛めていたグラシアルは予定より早くスタメンに復帰して3ランを放ったが、ベストメンバーからはほど遠い。

武田の中1日での先発も、故障でスアレスを欠き、今季4勝の高橋礼が肩の疲労を訴えるなど、先発陣のやり繰りに苦慮した結果だ。ソフトバンクの苦労は尽きないが、それでも首位にいるのはさすがというべきか。

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