サンズ二軍落ち 阪神新助っ人不安だらけ

NPB(プロ野球) スポーツ 阪神

今季、5人の新助っ人を獲得し、球団史上最多の助っ人8人体制でシーズンに臨む阪神だが、日本で実績があったスアレスを除く4人が6月の練習試合で「弱点」を露呈した。コロナ特例で外国人枠が広がっても、追い風とはならない可能性が高い。

矢野監督は13日、昨季の韓国打点王サンズの二軍落ちを決断した。サンズは6月の練習試合では20打数4安打1本塁打。12日のオリックス戦では3打席で3三振を喫していた。

これで阪神の外国人枠は当面、野手のボーアとマルテ、救援投手のスアレス、エドワーズが確定、残り1枠を先発投手のガルシア、ガンケルで回すことになると見られるが、生き残った新助っ人たちも不安を抱える。

まず、「四番打者」ボーアは2日からの広島戦で3戦連続本塁打と長打力を見せたが、その後はぱったりと当たりが止まった。特に苦手とする左腕にはキャンプからの対外試合通算で16打数0安打。オリックスの左腕田嶋が先発した13日の試合では初めて四番から外れて三番で起用されたが、田嶋を含む左腕3人を相手に4-0に終わっている。

早い段階で矢野監督が開幕ローテ入りを決めたガンケルは10日の広島戦で2本の満塁弾を浴びて8失点。3日の広島戦は無失点投球を見せたが、コロナ休み前のオープン戦・練習試合でも大量失点を繰り返している。

メジャーに復帰した「PJ」ことジョンソンの代役として期待されていたエドワーズも9日の広島戦で5者連続四球と不安定な投球を見せた。雪辱を期した12日の登板ではT-岡田に特大の一発を浴びた。16試合連続無失点を記録するなど、抜群の安定感を見せたPJとは「格」が違いそうだ。

昨年からいる助っ人でも、呂彦青はまだ一軍では力不足、ガルシアは左肩の故障から間に合わせたが、不安は残る。結局、頼りになりそうなのはマルテとソフトバンクから移籍のスアレスの2人だけという事になりかねない。新助っ人獲得のあおりで、大山が外野に追いやられるなどの影響が出ているが、ジョンソン、ドリス、ソラーテがいた昨季の布陣に比べ、今季の助っ人陣は強化されたとは言い難い。阪神の編成部門は新助っ人たちの「変身」を願っているだろう。

文・写真/BBNEWS編集部

◆サンズ
背番号 52
フルネーム ジェリー・サンズ
出身校 カトーバ大
誕生日 1987年9月28日
年齢 32
身長 193
体重 102
所属履歴 スミスフィールド・セルマ高―カトーバ大―ドジャース―パイレーツ3A―レイズ―インディアンス―Wソックス―米独立リーグ―ジャイアンツ3A―韓国・キウム
キャリア 1年
投打 右右
年俸 1億2100万円
家族 既婚

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