5年ぶりにリーグ優勝を果たした巨人は、東京ドームで阪神を迎え撃つ。今季15勝10敗、東京ドームに限っても8勝5敗と相性はいいが、5年前に「4タテ」を喫した記憶もある。油断せずに日本シリーズにコマを進めたい。
先発は山口、メルセデス、菅野、桜井、高橋らが予想される。腰痛で離脱していた菅野は三戦目の先発が有力。今季、対阪神では5試合に登板して防御率6.04と打ち込まれたが、エースの復帰はチームの士気にはプラスだろう。
打線は坂本、丸が軸となる。四番の岡本も終盤に調子を復調した。中軸の前に走者をためることができれば得点力は阪神をはるかに上回る。9月29日の最終戦から一週間以上空いたが、3、4日には東京ドームで紅白戦を実施。岡本、陽岱鋼、石川が本塁打を放った。
出来れば、中盤までにリードする展開にしたい。中川が終盤に調子を崩すなど、デラロサ以外のリリーフは未知数だ。リリーフ勝負になると、次々とカードを切る阪神に押さえ込まれる可能性がある。