オリ25年ぶりシリーズへ「その先まで」中嶋監督

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◆オリックス3-3ロッテ◆(CS最終ステージ)
オリックスが1点を追う九回、小田の適時打で「サヨナラ引き分け」に持ち込み、25年ぶりの日本シリーズ進出を決めた。

1点を追う六回に宗の2ランで逆転に成功するも、七回に佐藤都の適時打で同点、八回には中村奨のソロで勝ち越しを許す苦しい展開。だが、土壇場でロッテ守護神・益田からT-岡田と安達が連打で無死一、二塁とし、小田が一塁線を破る適時打で同点に追いついた。

この日は引き分け以上でオリックスのCS突破が決まるため、二走・山足がホームに還った時点で試合終了。珍しい「サヨナラ同点打」となった。

中嶋監督は試合後のセレモニーで、九回の3連打について「もちろんバントの頭もありましたけど、向こうの守備もありますしいろいろ考えながら行きました」と強硬策の理由を説明、「選手を信じて、つながることを頭に入れまして、最高の結果になってよかったです」と笑顔を見せた。

リーグ優勝の際にはロッテの結果待ちで、直接のファンへの挨拶はこれが初めて。「あまり得意じゃないんで…でも、そうですね、優勝しました。そして、日本シリーズも決めました。後はもうその先まで行きたいです」「スタートがここですので、まずここで勝って、帰ってこれないようにしたいですけど…神戸で決めたい気持ちもありますので、なんとか全員でやっていきます」と語り、大きな拍手を浴びた。

日本シリーズは20日に京セラドーム大阪で開幕し、21日も同球場。23~25日は東京ドーム。27、28日はほっともっと神戸で予定されている。

文・写真/BBNEWS編集部

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