オリ西村監督、試合中に談笑 リクエスト失敗にニヤニヤ

NPB(プロ野球) スポーツ エンタメ・話題 オリックス ロッテ

◆オリックス1-12ロッテ◆
オリックスが惨敗したが、西村監督は10点差がついている場面でもベンチ内でニコニコ。コーチと談笑していた。二回にはリクエストに失敗し、ヘラヘラ。緊張感が見られない。

試合後、指揮官は「(鈴木)優は四回の場面はなんとか2点で凌いでほしかった。フォアボールが失点につながってしまったところもそうだけど、安達のいいプレーの後の初球がホームランですからね。打線は、ここのところ五回までに点を取れていませんし、そこのところですよね」

2点を先制された後、安達が二走・安田を三塁で判断良く刺したが、鈴木が直後に2ランを被弾したのを非難したが、結果論に過ぎない。


鈴木は五回途中8失点と試合を打ち壊し、リリーフした左沢も3失点。五回だけで2人合わせて3四球4適時打を許して7失点の大炎上。0-11となり、勝機はなかった。

西村監督は0-0の二回裏一死からリクエストに失敗した。一走・西村がスタートし、ロッテ柿沼が二塁へ送球。中村奨がタッチしてアウトの判定にリクエストしたが、リプレー検証の結果、判定変わらず。失敗したのに笑っていた。

リクエストした16回は両リーグ最多。成功率.187はリーグ最下位で、唯一の1割台だ。権利だから使っておこうと思っているのかも知れないが、明らかな無駄遣いだ。13回失敗して、それぞれリプレー検証に4分かかったとしても、計52分も試合を遅らせている。


緊張感の無さは選手に伝播する。昨季は打球の距離感をつかみかねて適時打にした佐野を、初回に懲罰交代。四球を連発した近藤と山崎福は試合中に帰宅させ、二軍に落としたこともあった。試合後は「話にならない。勝負できていない。そういう投手はファームにいってもらいます」と怒りをぶちまけた。その闘志はどこへ行ったのか。

昨季に続いて最下位に沈み、5位日本ハムとは3ゲーム差。CS進出圏の3位ロッテとは4.5差がついている。上原浩治氏は「5ゲーム差を追いつくには1ヶ月はかかる」と巨人の独走ムードについて5日にツイートした。停滞ムードのオリックスは逆に、今後1か月でさらに差が広がり兼ねない。

史上初の「6連戦6連敗」を喫した古巣との直接対決で、覇気のなさを隠すつもりもないようだ。ロッテ戦は引き分けを挟み、59年ぶりの開幕7敗。「選手はみんな頑張ってくれているんですけれど後はどうやって結果を出していくかというところが大事ですよね」と総括した。

文・写真/BBNEWS編集部

関連記事