オリックス成瀬「悔しい」移籍初登板

ソフトバンク オリックス

◆ソフトバンク4-0オリックス◆
オリックスは4日、ヤクルトから加入した成瀬が先発として今季初登板したが、2回0/3を投げて7安打4失点で負け投手となった。

昨季は登板のなかった成瀬は16年7月8日の中日戦以来、1030日ぶりの先発白星を目指してのマウンドだった。初回ニ死一、二塁で松田、グラシアルに連打を浴びていきなり2失点。ニ回二死二、三塁のピンチは無失点で切り抜けた。だが、三回は先頭のデスパイネを四球で歩かせると、松田に適時二塁打を浴び、続くグラシアルに内野安打を打たれたところで降板した。

成瀬は「自分らしい投球が出来ず、悔しいです。少しでも長いイニングを、と思っていましたが、早いイニングでマウンドを降りてしまい、チームに申し訳ない気持ちでいっぱいです」とコメントした。

ヤクルトを自由契約となった成瀬はロッテ時代の恩師でもある西村監督に誘われ、オリックスの春季キャンプに参加し、入団テストに合格した。その後、右太もも裏の肉離れで戦列を離脱し、ニ軍戦2試合の登板を経て、四月末に一軍へ合流していた。

出どころの見えにくいフォームから投げる直球は130キロ台前半でも、かつては打者が差し込まれていたが、この日は違った。得意のチェンジアップでもタイミングを外せてはいなかった。制球の精度も落ちた。ロッテ時代はエースとして日本一になるなど、通算96勝。33歳の左腕が節目の100勝を挙げられる日は来るのだろうか。

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