オリックス序盤に大量失点、苦境脱出は…

ソフトバンク オリックス

◆ソフトバンク9-6オリックス◆
首位のソフトバンクが両リーグ最速の20勝で貯金を今季最多の9とする一方、最下位オリックスの借金は今季最多の7に増えた。

ソフトバンクは初回にアルバースをから打者10人の猛攻で6点を奪い、早くも試合を決めた。先頭の川島が初球を二塁打を放つと、周東の犠打が安打になり、わずか2球で一、三塁。前日も2盗塁の周東にオリックスバッテリーは執拗に牽制し、周東が飛び出すが、挟殺プレーの最中に川島がホームを陥れて先制。周東も二塁へ進み、重盗が記録された。

さらに今宮の安打で一、三塁となり、デスパイネが中越えに3点本塁打。続く松田が安打、グラシアルが6連打となる適時二塁打で1点を追加した。その後、川島がまた適時打を放ち、川島の盗塁死でようやく攻撃が終了した。

アルバースは初回に38球を投じたが、二回以降も続投。10連戦の最後なのでリリーフを送りやすいし、気の毒にも思えたが、今宮の安打、松田の本塁打で2点を失うと、続くグラシアルに初球を本塁打され、ようやく降板。アルバースは1回1/3を投げて10安打9失点。試合前に3.52だった防御率は5.91になった。「チームに申し訳ないということしかありません」とアルバース。リードに問題があったと判断されたのか、捕手の若月は三回の打席に代打を送られた。

オリックスは打線は6点を返したものの、時すでに遅し。しかも、ソフトバンクは勝ちパターンの継投は温存していた。西村監督は停滞を打破しようと、前日からスタメンを4人入れ替えた。だが、メネセスを手首の負傷で欠き、マレーロもベンチ。日本人のみの打線は迫力不足だ。T-岡田は試合前まで僅か2安打。唯一とも言える長距離打者の四番・吉田正尚は厳しくマークされ、四球覚悟の攻めにフォームのバランスを崩している。この日は適時打と犠飛を放っただけに、復調のきっかけとしたい。

敗戦後、西村監督はアルバースについて「高かったし甘かったしキレもなかった」と総括。打線については「リリーフが頑張ってくれている中、援護をしたい。ピッチャーを楽にする展開に持って行きたいのだが」と苦悩をにじませた。試合後にはミーティングを行い、「アウトを取らないといけないところで取れていない。出来ないなら練習しかない。打てないならバットを振るしかない」と選手に伝えたという。まだ五月。練習で苦境を打開出来るか。

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