オリックス・山本、待望の援護でソフトバンクにようやく勝利

ソフトバンク オリックス

◆オリックス3-1ソフトバンク◆
最下位オリックスが28日、首位ソフトバンクを下した。先発・山本由伸が7回無失点の好投で3勝目を挙げた。

山本由伸はソフトバンク戦で17回無失点と好投を続けてきたが、打線の援護がなく、勝ち星に恵まれていなかった。だがこの日は、打線が今季最多の援護点となる3点を五回までに奪い、24試合ぶりの二桁安打を記録した。

蓄積した疲労を考慮されて、二軍調整を経ての登板となった山本は、150キロ台の直球やカットボール、フォークを同じ腕の振りから繰り出し、危なげない投球で7回113球で6安打9奪三振。「先に点を取ってもらうのは気持ちも楽に投げられる。これからもっともっと取ってくれると思うので、しっかり投げたい」とヒーローインタビューで振り返った。

これで、ソフトバンク戦に24回無失点となった。「一イニング一イニング、全力で投げられている結果」と話したが、山田久志氏が「西が抜けた後のエースの誕生」と言うほどの投げっぷりだ。

山本はオールスターのファン投票中間発表で二位につけるなど、スター街道を走りつつある。先制打の小田は「これからもっともっと援護していけたらなと思います」と話したが、山本が球界を代表する投手になるためには白星を積み重ねることが一番の方法だ。そのためには、山田氏が「必ず(状態が)上がってくる」という打線の援護が欠かせない。

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