オリックスようやく初勝利、殊勲の頓宮「気持ちいい」

オリックス 楽天

◆オリックス2―0楽天◆
ここまで12球団で唯一0勝だったオリックスが楽天を下し、今シーズン初勝利を挙げた。

オリックスは2日のソフトバンク戦の五回に得点して以降、この試合の前まで25イニング連続無得点が続いていた。この日も初回に一死一、三塁の絶好機に4番吉田が併殺打に倒れるなど、嫌なムードになりかけた。

だが、四回裏無死満塁の好機にドラフト2位ルーキー・頓宮が左前打を放って先制、悪い流れを断ち切った。この回は小田の犠飛でさらに1点を追加し、2得点。このリードを山岡、増井のリレーで守り切った。

試合後、初のお立ち台に上った頓宮は「山岡さんを楽にさせたかった。守備で迷惑をかけているのでバッティングで貢献したかった」と話し、スタンドに向けては「亜細亜大学から来たパンチでーす」と帽子を脱いで自慢のパンチパーマを披露し、ファンを沸かせた。

一方、西村監督にとってはロッテ監督時代以来、7シーズンぶりの勝利となった。山岡からウイニングボールを渡された西村監督は「今日勝ったので、今まで以上にみんな明るくなってますんで、明日も何とか勝ちに行く。特にここ、ホームで勝ちにいかなきゃいけない」と、最下位からの反攻を約束した。ただ、この日も勝ったとはいえチームはわずか3安打。貧打は相変わらずで、この先も苦しい戦いが予想される。

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