◆オリックス0-4ロッテ◆
最下位脱出を目指すオリックスは1日、5位ロッテと対戦としたが、今季4度目のゼロ封負け。引き分けも含めると無得点の試合が27試合中5度目となった。
ホームが遠い。オリックスの88得点は両リーグ最少で、リーグで唯一100点に満たない。30日までの長打率.347、出塁率.293もリーグ最低だ。この日は7安打を放ち、六回以外は走者を出したが、繋がりを欠いた。今季の西村監督は「Be aggressive」をスローガンに掲げるが、積極策も空回りしている。29盗塁はリーグ2位ながら、盗塁刺14はリーグ最多。初回に一死一塁から佐野、二回に二死一塁から小島が盗塁死して先制出来なかった。クイックモーションが得意な涌井が相手で、捕手・田村の送球も素晴らしかったとはいえ、ちょっと勿体ない。
7回2失点と先発の榊原が試合を作っただけに、指揮官ももどかしさを感じている。「(ロッテと)同じヒット数でこっちは0点。もっとしぶとくいかないと。ここ一本が出なかった。ちょっと淡白だったのかな。相手投手に球数をどうやって投げさせるかも考えていかないと。榊原はよく投げてくれた。若い投手だから、野手は早く点を取ってやらないと」
借金は再び6となり、ロッテとのゲーム差は2.5に。3連戦での最下位脱出はなくなってしまった。