エースが1割打者を2敬遠、ラミレス監督は申告敬遠乱用?

西武 DeNA コラム・読み物

◆DeNA2-6西武◆
ラミレス采配に疑問の声が上がりそうだ。雨中の一戦にエースの今永が登板したが、敗れた。今永は7回で118球を投げて12三振を奪ったが、7安打5四球で5失点。5四球のうち、なんと3つが申告敬遠だったのだ。

雨で試合開始が20分遅れたが、今永の調子は良かった。秋山らが直球に差し込まれる場面が目立ったし、ラミレス監督の試合後のコメントでもそれは分かる。「今永を援護してあげられなかった。今永は初回、2回と完璧な投球だった。ストレートと変化球のコンビネーションで12個も三振を奪ったが、残念ながら、その今永をしっかり打てる打者がいたということ」と振り返った。だとしたら、何故エースを信用して勝負させないのか。

申告敬遠は四回に2度。先制を許した直後、無死二塁で打席に25本塁打の山川を迎えてまず敬遠。続く中村は三振に打ち取るも、岡田に四球で満塁。金子に犠飛を打たれ、2点目を許した。2点目を許して二、三塁となり、八番の愛斗をさらに敬遠した。六回にも二死二塁で愛斗を敬遠し、いずれも続く高橋光を三振に打ち取った。

そこだけを見れば申告敬遠は成功に見えるかも知れないが、愛斗は打率1割台。今永との力関係を考えれば、警戒するほどの打者ではないだろう。また、愛斗を打ち取れば、次の攻撃は投手の高橋光から始まるが、申告敬遠すれば上位打線から始まることになる。

秋山、源田は今永にタイミングが合っていなかったが、三番の外崎は合っていた。申告敬遠をすれば、本塁打を含む3安打3打点の活躍を見せた外崎に回る回数が増えるという単純なことが、ラミレス監督には分からないのだろうか。

解説していた谷繁元信氏も「申告敬遠を乱用していますね」というアナウンサーの発言に同意していた。今季のDeNAの申告敬遠は28で、二番目に多い広島の12の倍以上だ。今季終了まで、ラミレス監督は申告敬遠をどれだけ繰り返すのだろうか。

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