NPB“あっち向いてセーフ”認める、問題の審判は?

中日 ヤクルト

やっぱり審判は見ていなかった。中日が21日のヤクルト戦での審判の判定に関して、NPBに意見書を出していたが、22日にNPBから回答が届いた。平たく言うと、審判がプレーを見ずに判定したという内容の回答だ。

問題の場面は五回一死二塁。上田の二飛で、二走・雄平の帰塁が遅れ、中日は二塁に送球。二塁の今岡塁審は一塁方向を見ていたが、間があってから二塁を見てセーフと判定した。これに与田監督がリクエストし、アウトに覆る「誤審」となった。これに対して、中日は「プレーを見ていない審判が判定するのはどうか」と、意見書を提出した。

中日の加藤球団代表は22日、「当該の今岡二塁塁審が、打球判定の確認で他塁審とアイコンタクトしているうちに、当該プレーへの確認が遅れてしまったことをNPBも認める回答を受け取りました」とコメントした。

今岡塁審は21日に「見ていた」と主張していたから、要するにウソをついていたことになる。見ないで判定するのも無責任極まりないが、さらにウソをつくとは、審判としての資質が疑わしいと言わざるを得ないだろう。審判にミスはつきものだし、だからこそリクエストという制度がある。誤審までは仕方ないとしても、ウソは頂けない。今岡塁審はどんな人物なのか。

今岡諒平氏は1990年生まれの29歳。岡山県の笠岡商高卒で、13年3月1日に日本野球機構審判部に入局した7年目。昨季までの出場試合数は9試合。初出場が18年4月25日のヤクルトー阪神戦。経験がかなり浅いようだが、それは理由にはなるまい。「見ていませんでした」では済まされないこの問題、斉藤惇コミッショナー以下、NPBの誠実な対応が必要だ。

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