【2019シーズン開幕】パリーグ今季の見所

西武 ソフトバンク オリックス ロッテ 日ハム 楽天 特集企画・連載

プロ野球が29日に開幕する。12球団全てのキャンプを見て回ったBBnewsが、大マスコミが伝えないセパ両リーグの見所をお伝えし、順位を予想する。まずはパリーグ編。

A:昨季日本一のソフトバンクのキャンプは過酷だった。午前中はひたすら走り込み。バットもボールも触らない。見ているこちらも吐きそうだった。
B:王貞治会長が「勝負の秋にこの走り込みがいきてくる、と目を細めた」という記事があったけど、某球団の元フィジカルコーチはあっさり否定。怪我人が続出する始末だった。
A:ギータはズボンをまくって、足が痛いとアピールして、数日後には別メニュー調整。アレは明らかにサボりだよね。

B:怪我予防という「自己管理」ということで。ある意味正しい。怪我人が続出しても、選手層の厚みは球界トップ。走り込みに関係なく、秋にはクライマックスシリーズに出ていそうだ。
A:西武はどうだろう。浅村、菊池が抜けた穴は大きい。
B:打線は相変わらず強力だけど、投手陣は心許ない。榎田と内海が故障して、中継ぎの武隈を先発に回す始末。
A:強力打線が不安定な投手陣をカバーする構図は変わらないか。
B:打線といえば秋山、森、山川といったスターがいるから、サイン待ちの人数はどこよりも多かった。

A:サインと言えば日ハムは全然、していなかった。ファンサービスをしそうなイメージがあるのに。
B:沖縄でもアクセスの悪い名護市と国頭村まで来たファンはガッカリ。
A:国頭村は那覇から2時間以上かかるのに、吉田輝星と柿木蓮が先発した紅白戦には数千人が来た。村の人口より多かった。
B:栗山マジックだね。栗山監督はオープン戦で右打者のソトに対して三遊間に内野手を集めるなど、極端なシフトを敷いている。シーズンでもやる予定で、ハマれば他球団、特に原監督あたりは真似しそうだ。

A:オリックスのキャンプはファンが一番少なかった。幼稚園児の散歩コースになっているとは驚いた。
B:西村監督はサイン会を積極的に開いたり、打ち上げの一本締めにファンを参加させたりしていたけど、いかんせん吉田正尚以外にスターがいない。
A:宮内オーナーはビジネスマンとしては有能なイメージがあるけれど、球団には金をかけている割に、成果が上がっていない。
B:イチローをGMか監督にするしかないのでは。西村さんはロッテ監督時代、3位が一回あるだけで、あとは5位と6位。他の候補がいなかったのか。

A:ロッテはキャンプを10日間ぐらいしかやらず、しかも初日に紅白戦。あとはひたすら実戦を重ねた。異例の試みだ。
B:ベテランは石垣島に残り、若手中心のジプシー生活だったけど、ドラ1の藤原恭大にとっては、プロの球に慣れる意味では良かった。ただ、実戦は増えたが、練習量が減ったのは間違いない。シーズンにどんな影響があるか注目している。

A:楽天は浅村が加入したけど、則本が手術で離脱。プラスマイナスゼロか。
B:攻撃面で最大の補強は、大打者を育てて来た金森コーチかもしれない。ドラ1の辰巳涼介は、将来の名球会入りを予告するビッグマウス。辰巳を金森コーチがマンツーマンで指導していた。
A:スラッガーに変身した甲子園のスピードスター、オコエの覚醒も楽しみだ。見るからにムキムキで、新外国人のブラッシュと見間違えるほど大きかった。
B:オコエの長打力は凄い。昨季の新人王、田中和基と並んでの打撃練習は見ものだった。辰巳とオコエがどんな成績を残すか楽しみだ。

A:順位予想だけど、本命はソフトバンク。2位は西武か日ハムか。Bクラスとはかなりの差がある。
B:オリックスにはプロの意地を見せて欲しい。

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