【前半戦事件簿】⑦守護神のはずが…巨人のクック造反事件

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守護神として期待された新外国人のクックがクイックが出来ずに、大きく期待を裏切った。

「最速155キロ」「メジャーオールスター選手」という売り文句の年俸130万ドルの期待のリリーバーだった。

だが、10試合に登板して2敗6セーブ、防御率5.40と期待ハズレ。

原監督は「クッキー」と愛らしいあだ名を付けたが、本人は短気。オープン戦から予兆はあった。

3月14日ソフトバンク戦で、4-0の八回から登板し、四球、盗塁、本塁打、犠飛と続き、1回3失点。相手の走塁ミスがなければ追いつかれるところだった。

マウンド上でも、降板してからのベンチ内でもイライラした様子で、何かをぶちまけていた。

開幕時は、走者を背負うと途端に調子を乱す悪癖があり、3点差がないと登板させられなかった。

肘の違和感で一度抹消されたが、復帰後も冴えない。

6月21日ソフトバンク戦では、2-6の八回に登板。四球で一塁に走者を背負うと、クイックをせずに盗塁を許した。

球界屈指の強肩捕手・小林が投げることすら出来ないほどの完璧なスタートを切られた。

どんな強肩でも刺すのは不可能。クイックが不得手とされてきたが、足を高く上げ、盗塁を阻止する気もゼロ。「造反」は明らかで、そのまま二軍へ降格した。

巨人はその後、メジャー26勝のドミニカ出身右腕、デラロサを獲得した。15年には14勝した実績もある。

二軍デビュー戦では156キロをマークし、わずか6球で三者凡退。後半戦は一軍に合流する予定だ。

ブルペンには実績抜群のマシソンもおり、クックの出番はもうないだろう。

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