「13戦10発」台湾のHR王・朱育賢が日本でプレーする可能性は?

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台湾プロ野球(CPBL)楽天モンキーズの朱育賢のバットが止まらない。3日の中信ブラザーズ戦では四回の第2打席にライトスタンドに2ランを放ち、13試合・52打数目で10号に到達。林智勝(中信)が持っていた20試合・73打数のCPBL記録を大幅に更新した。

3日終了時点で打率.472、10本塁打、22打点の打撃三冠王。4月の月間MVPを満票で獲得し、台湾メディアは早くも来季の海外挑戦の可能性が取りざたされている。

朱は1991年11月生まれの28歳。日本の本塁打王・山川穂高と同世代だ。文化大学からドラフト7巡目、全体では28番目でラミゴ・モンキーズ(現・楽天モンキーズ)に指名され、1年目の2016年から91試合に出場して打率.352、15本塁打を放って主力となった。王柏融が日本ハムに移籍した昨季はチームの主砲として30本塁打を放ち、CPBLの本塁打王を獲得している。2016~19年の4シーズンの通算成績は419試合で1392打数461安打の打率.331、84本塁打、328打点。王のCPBL4シーズンの成績(打率.386、86本塁打、319打点)と比較しても、打率以外はほぼ互角。今季の成績次第ではそれ以上の評価を受ける可能性もある。

そして、「世界唯一」のリーグで海外での露出が増えている今季は、上記のように絶好調。ニューヨークタイムズの取材を受けるなど海外メディアの注目も高い。台湾メディアは「彼は今ピークを迎えている」という海外スカウトの発言を紹介するなど、今オフの海外挑戦が必然のような書きぶりだ。

朱本人は海外挑戦について「余計なことは考えず、一日一日を新たな気持ちで頑張って、打撃をさらに安定させたい」と、“無心”を強調しつつも、「その結果として(海外挑戦は)付いてくる」と色気を見せている。

朱の月俸は35万台湾ドル(約125万円)、年俸にしても1500万円に過ぎない。CPBLでは一塁手、左翼手、指名打者で起用されており、守備には多くを期待できないかもしれないが、“系列”の楽天イーグルスはDH制のパ・リーグだ。来季、日本でプレーする可能性は決して低くはなさそうだ。

文/BBNEWS編集部 写真/CPBLTVより

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