◆DeNA1-0広島◆
DeNAのエース・今永が9回を140球で投げ切り、5安打完封勝利で自己最多タイの11勝目を挙げた。
七回裏、今永が打席に向かったところでスタンドがざわついた。7回を投げ終えた時点で投球数は116。多くのファンはここからラミレス監督得意の継投策に入ると予想していたためだ。
しかし、本人は「高校球児は昼間野球をしてるんで。負けてられない!と思って投げました」と今季3度目の完封に向け気合十分。ラミレス監督も「全く躊躇なく送り出しました」と九回のマウンドへ。
試合後、ラミレス監督は「試合開始から最後の最後まで今年ベストのパフォーマンスだった。うちのナンバー1投手」と今永を持ち上げた。
ただ、守護神の山崎が12日のヤクルト戦で一死も取れずに3失点で逆転負け、17日の広島戦でも西川に2ランを浴びており、1-0からの投入に不安があったことも今永の続投を後押ししたのは間違いないだろう。
今永は次週、首位・巨人との直接対決での登板が予想されるだけに、疲労が残らないことを祈るばかりだ。