◆巨人7-2DeNA◆
DeNAは28日も巨人に破れ、10連敗で借金7。最下位に沈んでいる。
ラミレス監督は打線を組み替え、八番に入っていた大和をこの日は一番に起用した。大和は一、三回にいずれも先頭打者として安打で出塁したが、後続が繋がらなかった。特に痛かったのは初回だ。今季初先発の今村を攻め、大和の安打とゴロ2つで二死三塁。対今村の打率が5割を超える筒香を迎えたが、直球を捉えた当たりはライナーで右翼正面を突いた。
先制機を逸すると、その裏に先発・京山が先頭の坂本を歩かせ、ビヤヌエバに2点本塁打を被弾し、流れは巨人へ。「調子は悪くなかったですが、初回の先頭打者を四球で出塁させ、自分のリズムを作ることができず本塁打につなげてしまったことが反省点です」と京山。結局、今村に7回2安打と打線が沈黙したため、初回の攻防が試合の分岐点となった。
「こういうことになるのは予測していなかったですし、誰も望んでいることではない」とラミレス監督は落胆する。10連敗は4年ぶりで、球団通算20度目の2ケタ連敗。過去19度はすべて4位以下でシーズンを終えているという嫌なデータもある。だが、まだ四月。この日は八回に森福からソトが2点本塁打を放ち、ゼロ封負けは逃れた。連敗中も無得点の試合はない。29日は新人の上茶谷に連敗脱出を託す。