「日本一になって泣こうかなと」阿部慎之助・記者会見全文

巨人

◆セレモニー後のインタビュー一問一答◆
――たくさんの花がある球場に入った瞬間はどう感じたか?
「そうですね。本当、お礼できていない方がたくさんいるので。上のVIPの通路までたくさん花を頂いたので。いろんな場所を借りてばっかりなんですけれど、この会見の場を借りて、たくさんお花をいただいたので本当、お礼を申し上げたいですね。ありがとうございます」
――試合前の「キャッチャー阿部」というコールにファンも沸いたが?
「その瞬間は聞いていなくて。ちょうど長嶋さんに会っていた頃なんで」
――長嶋終身名誉監督からはどんな言葉があったか?
「『おめでとう』ということで、そのひとことで十分嬉しいです」
――久々のマスクはどうだったか?
「こんな景色だったかな…と思いながら。オープン戦ぶりだったんですけれど。いろんなことをかみ締めながらできたので。しっかりファウルチップを食らって。大事に至らなくてよかったと思っています」
――くしくも、マシソン投手だったが。
「そうですね。運命を感じましたね」
――沢村とは打ち合わせもしていたと思うが?
「そうですね。今、社会全体にパワハラが問題視されているところがあるので、世間がこうなってしまったらできないなと考えていたので、最後は叩かずに終わりました」
――大学の後輩として思いが強いのでは?
「がんばってほしいという、それだけですね」
――本塁打も放った
「今日も気持ちいいホームランを打たせてもらって、本当に感無量です」
――坂本も40号。新旧キャプテンの引き継ぎを象徴するアベックに見えたが?
「40号も、39から40って難しい数字ですし、それを『打たなきゃ、阿部さんのために打たなきゃ』と打てる坂本選手はやっぱすごいと思います」
――ポストシーズンに向けて
「こういう記念試合だったり、記者会見だったり、僕を泣かそうとばっかりなんで。さっきあいさつさせてもらったように、日本一になって泣こうかなと思ってますので」
――今村社長は「泣かせるための演出をする」と言っていたが?
「感極まるところはいっぱいあるんですけれど、それで涙を流してしまうと、これから大事な試合がある中で、気持ちが切れてしまうんじゃないかと思って、我慢しています」

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