「新人らしからぬ貢献を」楽天・辰巳がプロ初本塁打

西武 楽天

◆西武8-4楽天◆
楽天のドラフト1位・辰巳が同点弾となるプロ初本塁打で逆転勝ちに貢献した。

1点を追う三回に本田の真ん中低めを思い切りよく振り抜き、バックスクリーンに運んだ。「打ったのはカットボールです。センター中心のバッティングを意識しました。やっと出たという感じですね。素直にうれしいです」。開幕カードでの盗塁には淡々としていた辰巳も、この日は喜んだ。

ドラフトで4球団が競合した大物新人は開幕一軍入りこそ果たしたが、定位置をつかめずに二軍落ちも経験。実戦経験を積んで一軍に復帰し、昨季の新人王・田中の不調もあってスタメン出場を続けている。

春季キャンプでは、数多の強打者を育てた金森打撃コーチから、球を引きつけて腰の回転で打つ理論を伝授された。名伯楽の指導の下、「2000安打で名球会入り」と高い目標を掲げている辰巳。「新人らしく貢献出来ていなかったので、新人らしからぬ貢献が出来たら良いと思う」と、ヒーローインタビューでさらなる活躍への意欲を見せた。

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