◆中日2-2ロッテ◆
中日は一旦は勝利したはずが、井口監督のリクエストで判定が覆り、引き分けに持ち込まれた。捕手の木下拓が走路を塞いだとして「コリジョンルール」を適用された。
2点リードの九回表二死二、三塁から角中の中前打で三走・和田に続いて二走・中村奨が本塁へ突入した場面。大島からのバックホームで、木下拓がタッチ、タイミング的には余裕のアウトだったが、リプレー検証の結果、木下拓が中村奨の走路を妨害していたとしてコリジョンルールが適用されてホームインが認められた。与田監督は判定に不満を示した。
コリジョンルールは本塁での衝突プレー。捕手がボールを持たずに得点しようとしている走者の走路をブロックすることは禁止されており、この場合は走者はセーフとなる。木下拓はこちらを適用された。
一方、得点しようとする走者が、捕手または本塁のカバーに接触しようとするか、避けられるにもかかわず接触をもくろんで走路を外れることは禁止。この場合は走者はアウトとなる。与田監督は「故意にブロックしたとは全く思ってない」「ちょっと解釈の違いはある」と疑問を投げかけた。
判定をめぐり、元捕手で巨人や西武でプレーした楽天の星孝典二軍コーチは「コリジョンルールって難しいなと改めて思いました」「今回に関しては最初から走路に入って妨害するつもりでいるわけでもないように見えますし」などとツイートした。
他チームの試合ではありますが、コリジョンルールって難しいなと改めて思いました。
定義としては理解しているつもりですが、今回に関しては最初から走路に入って妨害するつもりでいるわけでもないように見えますし。
目的としては衝突によるケガの防止。
審判の方も判断は難しいですよね。。。
— 星孝典 (@00takanori00) June 2, 2021
文/BBNEWS編集部 写真/BBNEWS編集部、楽天HPより